新作版画情報 てぃんくる先生~その1
版画情報
2019.08.23
今年神絵祭にて発表される てぃんくる先生の新作版画は特別な作品となりました。
約7年ぶりの版画用の描きおろしであり、特別な仕様での発表です。
まずは描きおろしに関して先生にお伺いしました。
~タイトル~
雪月華舞~夢現(ゆめうつつ)
~タイトルの由来、作品のテーマ~
『夢の中の夜桜』をテーマに絵を描いていました。
今回の神絵祭のテーマを知るより前から構想を練っていたのですが
ちょうどテーマも『夢』だったので、そのまま『夢現』としています。
画面に描いた蝶々は夢に誘っているイメージで描いています。
~描いて楽しかったことや、こだわり~
版画で螺鈿を使うということからイメージをふくらましました。
螺鈿は自然のものなのでその独特の不思議な感じが夢っぽいなと。
全てが1つの世界に自然になじむように意識したことがこだわりです。
~苦労した点~
蝶々の色味を夢っぽい色にしたかったので、そこに苦労しました。
また、雪月華舞シリーズならではの浮遊感ある構図にはこだわっています。
風で舞う花びらとすべてが同化しているように感じられますようにと願いを込めて描いています。
~見ていただくファンの方へ~
雪月華舞さんが蝶々と一緒にいざなう桜舞う夢の世界を楽しんでいただければ嬉しいです。